オールオン4の寿命を長持ちさせるために必要なメンテナンス
自分でケアする!

■基本中の基本!歯磨き
口内ケアの基本の歯磨きですが、「自分は完璧に行っている!」と自信を持って答えられるでしょうか。ある調査では、「歯磨きに自信がある」と答えた人の中でも約8割の人に磨き残しが見られたそうです。この数字は自分が思っている以上に「磨けていない」ということですね。
オールオン4は全体がつながった歯型を歯茎の上に装着する仕組みになっているので、それぞれの歯の間よりも歯茎とインプラントを埋めている部分の隙間を意識しましょう。インプラントを支えている歯茎を健康に保てるように、丁寧な歯磨きを心がけ、フロスや歯間ブラシを併用して歯垢が残らないように気をつけてください。インプラント用のワンタフトブラシを使うこともオススメです。また、力をいれてゴシゴシと磨くことは避けましょう。インプラントは人工物なので傷がついてしまい、その傷が細菌の温床となってしまいます。
プロの目で異常をチェック
歯医者さんでの定期検診では、以下のようなことについてチェックしメンテナンスを行います。
■人工歯部分のチェック
土台部分と人工歯の部分を外して、インプラント周囲炎になっていないか、インプラントに破損がないかなどの確認を行います。
インプラントが緩んでいる場合は、骨が溶け始めていることが原因となっていることがあります。そのような場合でも早期に発見することで適切な処置を行えば、インプラントを継続できる可能性が高くなります。
■磨き残しのチェック、ブラッシング指導
丁寧に磨いているつもりでも自分での歯磨きだけでは、完璧ではありません。磨き癖を確認して適切なアドバイスをうけましょう。
■噛み合わせのチェック
噛み合わせが悪いとインプラントにとって大きな負担となります。一定の歯に異常な力がかかっていると、骨吸収を早めてしまうことになりインプラントの失敗を招いてしまいます。
■レントゲンチェック
土台となる部分は目に見えないので、レントゲンを撮って状態の確認を行います。インプラントと骨がきちんと結合されていないと、ぐらつく原因になってしまいます。
■歯石除去
オールオン4も天然の歯と同じように歯石の除去や歯科専門器具を使ったクリーニング(PMTC)を行います。PMTCは、虫歯や歯周病に原因となる細菌を除去することができるのでインプラント周囲炎の予防につながります。
セルフケア、定期検診どちらも重要
